レバレッジと証拠金の基本:必要な証拠金の求め方と、証拠金維持率の見方
FX のレバレッジと証拠金の仕組みを説明します。必要証拠金の求め方、証拠金維持率の見方、レバレッジが損失も大きくする理由を、計算例つきで見ます。
公開 ・ MyBrokerBonus 編集部

FX では、手元の資金より大きな取引ができます。それを支えるのがレバレッジと証拠金です。便利な仕組みですが、損失も同じ割合で大きくなります。この記事では、必要な証拠金の求め方、口座の余裕を示す証拠金維持率、そして損失が大きくなる理由を、順に見ていきます。
数字はどれも、考え方を見せるための例です。レバレッジの上限や強制決済の水準は会社と口座で違うので、口座を使う前に、会社の規約で確かめてください。
証拠金とレバレッジとは
証拠金は、取引を持っている間、口座に預けておく担保のお金です。取引の代金そのものを払うわけではありません。取引をやめて決済すれば、証拠金はまた自由に使えるお金に戻ります。
レバレッジは、証拠金に対して、どれだけ大きな取引ができるかの倍率です。レバレッジ 100 倍なら、取引の大きさの 100 分の 1 の証拠金で、その取引を持てます。
必要な証拠金の求め方
取引を持つために必要な証拠金は、次の式で出ます。
必要証拠金 = 取引の大きさ ÷ レバレッジ
取引の大きさは「ロット数 × 1 ロットの通貨数 × 価格」です。ロットと価格については、ロットと pips と通貨単位で説明しています。
取引の大きさ = ロット数 × 1 ロットの通貨数 × 価格。数字は口座の通貨で、例のための架空の値です。
同じ取引でも、レバレッジが大きいほど、必要な証拠金は小さくなります。ただし、それは取引の大きさが変わらないという意味で、危険が減るわけではありません。口座の通貨と取引の通貨が違うときは、そのときのレートで換算した額になります。
この計算は、当サイトの証拠金の計算にペアとロット数を入れると、代わりにやってくれます。
ポイント
レバレッジの上限は、会社、口座の種類、銘柄、口座の残高によって違います。残高が増えると上限が下がる仕組みの会社もあります。実際の値は、会社の規約で確かめてください。
証拠金維持率で口座の余裕を見る
取引を持っている間は、口座の余裕を示す数字を見ます。それが証拠金維持率です。
証拠金維持率 = 有効証拠金 ÷ 使っている証拠金 × 100
有効証拠金は、残高に、いま持っている取引の含み損益を足した額です。含み損が増えると有効証拠金が減り、維持率も下がります。
価格が動く前
損失が 1,200 出たあと
強制決済になる水準は会社が決めます。棒の長さは数字の比です。
維持率が下がり続けると、会社が決めた水準で、取引が強制的に決済されます。これがロスカットです。水準は会社ごとに違います。仕組みはロスカットとゼロカットの仕組みで説明しています。
レバレッジは、損失も大きくする
レバレッジは、利益を大きくするだけの道具ではありません。取引が大きくなれば、同じ値動きでの損益も、同じ割合で大きくなります。
小さい取引
大きい取引(残高は同じ)
有利に動いたときも、同じ額だけ増えます。レバレッジは、増える方にも減る方にも働きます。
図の大きい取引では、価格が 1% 逆に動くだけで、残高の半分がなくなります。小さい取引なら、同じ動きでも残高の 5% です。レバレッジを大きく使えるかどうかと、大きく使ってよいかどうかは、別の話です。
注意
ボーナスのクレジットがあると、口座が大きく見えて、取引の量を増やしたくなります。ですが、取引が大きくなるほど、損失も速く大きくなります。クレジットは、現金とは扱いが違うことがあります。
取引の大きさを決めるときの考え方
- 1 回の取引で失ってもよい額を、先に決める。
- 損切りの位置を決め、そこまでの pips の数を数える。
- その額に収まるロット数を選ぶ。必要証拠金は、そのあとで確かめる。
これは、当サイトのロット計算でできます。証拠金の余裕は、使えるレバレッジの上限ではなく、損失がどこまで進んでも維持率に余裕が残るかで見ます。
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リスクについて
レバレッジをかけた取引では、短い間に資金を失うことがあり、預けた額を超える損失が出る場合もあります。ボーナスがあっても、それは変わりません。この記事の計算は仕組みの説明で、利益を約束するものではありません。失ってもよい範囲のお金だけで、小さい取引から始めてください。

