ロットと pips と通貨単位:1 ロットの大きさと pips の値段の求め方
FX の取引で最初に出てくる、ロット・pips・通貨単位の意味を説明します。1 ロットの大きさ、価格のどの桁が 1 pip か、1 pip がいくらになるかの求め方を、計算例つきで見ます。
公開 ・ MyBrokerBonus 編集部

FX の注文画面や、ボーナスの規約には、「1 ロット」「20 pips」のような言葉が何も説明なしに出てきます。この 3 つ、ロット(取引の量)、pips(価格の動きの単位)、通貨単位(何通貨を売り買いするか)は、あとで出てくる証拠金や損益の計算のもとになります。この記事では、それぞれが何を指すかと、数字の求め方を順に見ていきます。
数字はどれも、考え方を見せるための例です。実際の大きさや桁は、会社と銘柄で変わることがあります。口座を使う前に、取引ツールと会社の案内で確かめてください。
ロットは、取引の量を数える単位
ロットは、売り買いする量の単位です。FX の通貨ペアでは、多くの会社で 1 ロット=10 万通貨(基軸通貨、つまりペアの前に書かれた通貨で数えます)です。たとえば EUR/USD を 1 ロット買うと、10 万ユーロ分を買ったことになります。
0.1 ロットなら 1 万通貨、0.01 ロットなら 1,000 通貨です。小さい量から始めたい人は、会社が許している最小のロットを使います。
棒の長さは大きさの比です。金や株価指数、会社によっては別の大きさなので、銘柄ごとの契約サイズを確かめます。
注意したいのは、ロットの大きさが銘柄で違うことです。金や銀、株価指数、暗号資産などは、1 ロットが通貨ペアと同じ大きさとは限りません。MT4・MT5 では、銘柄を右クリックして「仕様」を開くと、契約サイズ(1 ロットの大きさ)と最小ロットが書かれています。
ポイント
ボーナスの取引量の条件にある「ロット」も、この単位で数えます。条件が「通貨ペアだけ」「金は対象外」などと書かれていることがあるので、銘柄ごとの大きさも含めて確かめてください。
pips は、価格の動きを測る単位
価格は小数で表されます。その動きを毎回「0.0001 動いた」と言うのは面倒なので、よく使う動きの幅を 1 つの単位にしたものが pips(ピップス)です。
- ドルやユーロなど、ふつうの通貨ペアでは 0.0001 が 1 pip です。EUR/USD が 1.0850 から 1.0851 に動くと、1 pip 上がったことになります。
- 円が入った通貨ペアでは 0.01 が 1 pip です。USD/JPY が 150.25 から 150.26 に動くと、1 pip 上がったことになります。
- EUR/USD1.08501.0851小数第 4 位
- USD/JPY150.25150.26小数第 2 位
- EUR/USD(5 桁表示)1.085031.08513さらに下の 1 桁は 0.1 pip
最近は、もう 1 桁下まで表示する会社が多くあります(EUR/USD で 1.08503 のように 5 桁)。この一番下の桁は 0.1 pip にあたります。表示の桁数は、会社と口座の種類で違います。
pips は「価格が何ポイント動いたか」を表すもので、お金の額ではありません。お金にするには、次のようにロットとかけ合わせます。
1 pip の値段(損益)の求め方
1 pip 動いたときの損益は、次の式で出ます。
1 pip の値段 = ロット数 × 1 ロットの通貨数 × 1 pip の値幅
答えは、通貨ペアの後ろ側の通貨で出ます。口座が別の通貨なら、そのときのレートで換算します。
- EUR/USD を 1 ロット持っているとき:1 × 10 万 × 0.0001 = 10。1 pip 動くごとに、10 米ドル増えたり減ったりします。
- USD/JPY を 0.1 ロット持っているとき:0.1 × 10 万 × 0.01 = 100。1 pip 動くごとに、百円ずつ増えたり減ったりします。
答えは、通貨ペアの後ろ側の通貨で出ます。EUR/USD なら米ドル、USD/JPY なら円です。口座の通貨がこれと違うときは、そのときのレートで換算した額が、実際の損益になります。
損益の例も見ておきます。EUR/USD を 0.5 ロット買って、20 pips 上がったところで売ったとします。1 pip の値段は 0.5 × 10 万 × 0.0001 = 5 米ドルなので、20 pips で 100 米ドルの利益です。逆に 20 pips 下がって売れば、同じ額の損失になります。
このとおりに手で計算しなくても、当サイトのpips 価値の計算に通貨ペアとロット数を入れれば、答えが出ます。損益をまとめて見たいときは損益の計算が使えます。
注意
ロットを 2 倍にすると、同じ pips の動きでも、損益は 2 倍になります。「あと数 pips だから」と量を増やすと、逆に動いたときの損失も同じ割合で大きくなります。
ロットを決めるときの考え方
使えるお金から逆算すると、ロットを決めやすくなります。
- 1 回の取引で失ってもよい額を決める。
- 損切りを置く位置を、現在の価格から何 pips 離すか決める。
- 「失ってもよい額 ÷ 損切りまでの pips」が、1 pip あたりに許せる値段になる。
- その値段になるロット数を、上の式から逆算する。
この計算は、当サイトのロット計算が代わりにしてくれます。
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リスクについて
レバレッジをかけた取引では、短い間に資金を失うことがあり、ボーナスがあってもそれは変わりません。ロットを大きくするほど、同じ値動きでの損益は大きくなります。この記事の計算は仕組みの説明で、利益を約束するものではありません。失ってもよい範囲のお金だけで、小さいロットから取引してください。

