FX の基礎

ロスカットとゼロカットの仕組み:強制決済の水準と、残高がマイナスになったときの扱い

FX のロスカット(強制決済)とゼロカット(マイナスの残高の扱い)の仕組みを説明します。水準が会社ごとに違う理由、ボーナスのクレジットが損失に使われる順番まで、図と例で見ます。

公開 ・ MyBrokerBonus 編集部

ロスカットとゼロカットの仕組み

含み損が増えると、自分で決済する前に、会社が取引を強制的に決済することがあります。これがロスカットです。さらに、急な値動きで損失が残高を超えたときの扱いを決めた仕組みが、ゼロカットです。この 2 つは、会社の規約に決まりが書かれていて、会社ごとに違います。この記事では、仕組みの考え方と、規約のどこを見ればよいかを説明します。

数字はどれも、考え方を見せるための例です。実際の水準や条件は、必ず会社の規約と口座の案内で確かめてください。

ロスカットは、強制決済のこと

ロスカットは、含み損が大きくなって口座の余裕が小さくなったとき、会社が自動で取引を決済する仕組みです。損失がそれ以上ふくらむのを止める役目があります。

決済されるかどうかは、証拠金維持率が、会社の決めた水準を下回ったかどうかで決まります。この水準は、会社、口座の種類で違います。ここでは数字を書きません。口座を作る前に、規約の「ロスカット」「ストップアウト」という言葉の近くを探して、確かめてください。

証拠金維持率が下がっていくと
  1. 維持率が高いポジションはそのまま。新しい取引もできます。
  2. 維持率が会社の警告の線に近づく警告(マージンコール)を出す会社があります。出さない会社もあります。
  3. ロスカット水準に届くポジションが強制的に決済されます。水準は会社ごとに違います。
  4. 水準を飛び越えて価格が動く残高がゼロより下になることがあります。次の図を見てください。

会社によっては、ロスカットの手前で、警告(マージンコール)を出すことがあります。ただし、警告を出さない会社もあります。警告をあてにせず、自分で維持率を見て、余裕のあるうちに量を減らすほうが安全です。

どの取引から決済されるか、一度にすべて決済されるか、損失の大きいものから順に決済されるかも、会社によります。

ゼロカットは、マイナスになった残高の扱い

値動きが急で、ロスカットの水準を飛び越えて決済されると、損失が残高より大きくなって、残高がゼロより下になることがあります。そのマイナスの部分をどうするかを決めた仕組みが、ゼロカットです。

  • ゼロカットのある会社:マイナスの部分を会社が引き受け、残高をゼロに戻します。口座に預けた額以上の損失は、請求されません。
  • ゼロカットのない会社:マイナスの部分が口座に残り、会社から支払いを求められることがあります。
急な値動きで、残高より大きい損失が出て決済されたら例

ゼロカットのある会社

決済の前の残高1,000
決済で出た損失1,300
決済のあとの残高0

マイナスの部分は会社が引き受け、残高はゼロに戻る。

ゼロカットのない会社

決済の前の残高1,000
決済で出た損失1,300
決済のあとの残高-300

マイナスの部分は口座に残り、会社から支払いを求められることがある。

ゼロカットがあるか、どんな条件かは、各社の規約に書かれています。数字は架空の例です。

「ゼロカットがある」と書かれていても、適用される条件があることがあります。たとえば、口座の種類や、取引の方法による除外です。規約の条件まで読んでください。

注意

ゼロカットは、損失を減らす仕組みではありません。残高を超えた分の扱いを決めたものです。ゼロカットがあっても、預けたお金はなくなることがあります。

ボーナスのクレジットと損失の順番

ボーナスでクレジットをもらっている口座では、損失がどのお金から引かれるかも、会社の規約で決まっています。

自己資金 100 とボーナスのクレジット 50 がある口座で、損失 60 が出たら例

クレジットから先に減る型

あとの自己資金90
あとのクレジット0

先にクレジットがなくなり、足りない分が自己資金から引かれる。

自己資金から先に減る型

あとの自己資金40
あとのクレジット50

先に自己資金が減り、クレジットは残る。

各棒の全体の長さが、損失の前の額です。どちらになるかは会社の規約に書かれています。数字は架空の例です。

クレジットから先に使う会社もあれば、自己資金から先に使う会社もあります。クレジットが損失で先になくなると、取引は続けられても、あとから出金できる額の考え方が変わることがあります。クレジットが取引ツールにどう表示されるかは、MT4・MT5 でボーナスのクレジットはどう見えるかで説明しています。出金の条件は、ボーナスの出金条件の読み方をご覧ください。

口座を作る前に規約で確かめること

  1. ロスカットが働く維持率の水準と、その呼び方。
  2. 警告(マージンコール)を出すかどうか。
  3. ゼロカットがあるか。あるなら、適用の条件と除外。
  4. クレジットが、損失と証拠金の計算にどう使われるか。

数字を知ったうえで、取引の量を決めてください。量の決め方は、当サイトのロット計算が助けになります。

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必要な証拠金と維持率の計算は、レバレッジと証拠金の基本にあります。いま開催中のボーナスは、ボーナスの一覧にまとめています。

リスクについて

レバレッジをかけた取引では、短い間に資金を失うことがあります。ロスカットやゼロカットがあっても、損失がなくなるわけではなく、ボーナスがあってもそれは変わりません。この記事は仕組みの説明で、利益を約束するものではありません。失ってもよい範囲のお金だけで、取引してください。

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